北の縄文 - 遺跡紹介:大船遺跡 国指定史跡 大 船 遺 跡 (函館市) ■遺跡の概要 ▲全景 ) 函館市(旧南茅部町) 大船 ( おおふね ) 遺跡は、今でもサケ・マスが遡上する大船川の左岸にある縄文時代中期の大規模な集落跡です。平成8年の調査によって、大型の竪穴住居や 盛土遺構 (もりどいこう) 、食糧貯蔵用と思われるフラスコ状土坑などが発掘され、平成13年に国の史跡に指定されました。遺跡の面積は約72,000平方メートルに拡がり、1,500軒以上の竪穴住居があると予想されます。 ■特徴的な遺構 ▲大型住居 大船遺跡の特徴は、竪穴住居の規模が非常に大きいことです。これは深さ2.4mの住居です。 ■主な遺物 ▲大量の石皿 石皿 ( いしざら ) が多いのが特徴です。1年間の調査で約2千個の石皿が出土しました。 ▲石棒 廃棄(送り)された 石棒 ( せきぼう ) 。円柱状の端に同心円の彫り込みをしています。 ▲クジラ クジラの骨が多く出ています。食料としたのでしょうが、どうやって捕ったのでしょう。 ▲クリ クリは、縄文時代の人々にとって重要な植物であったようです。大船遺跡からは、炭化したクリの実がまとまって200粒ほど出土しています。 ■見学施設 ■ 開館期間 4月20日から11月12日 ■ 開館時間 午前9時から午後5時まで ■ 休 館 日 期間中は無休 ■ 入 館 料 無料 ■ 所 在 地 〒041-1622 北海道函館市大船町575番地1 ■ お問い合わせ先 函館市教育委員会 生涯学習部 文化財課 埋蔵文化財担当 TEL 0138-25-5113 函館市縄文文化交流センター TEL 0138-25-2030 ■ URL http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/minamikayabe/ ■乗用車利用 函館駅より道道函館南茅部線で約1時間10分 札幌方面森町より国道278号で約45分 ■バス利用 函館バス:函館駅前より鹿部・古部行き 「大船小学校前」下車 徒歩約10分 ※古部行きは「南茅部町役場前」で乗り換え ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.