平成30年度林地未利用材集荷システム実証事業実施結果報告書

北海道内の人工林が利用期を迎える中、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)」の創設後、 大規模な木質バイオマス発電事業等により、木質バイオマスの需要が急増しており、これまで利用が低調だった林地未利用材(細い間伐材や枝・葉など)の供給を促進していくことが必要となっています。伐採作業で発生する林地未利用材は、集荷・搬出のコストに見合った収益を得ることが難しく、その利用が伸び悩んでいる状況にあります。

このため、道では、伐採から地拵えまでの一連(伐倒、集材、搬出、地拵え)の作業において、これまで搬出が進んでいなかった林地未利用材の搬出率の向上を図り、収益性を確保できる集荷・搬出手法の実証、並びに施業コストの削減効果といった経済的な分析を行い未利用材の利用を促進すること、また、集荷・搬出手法の実証にあたっては、素材生産事業者や造林事業者等の地域関係者から意見聴取を行い、地域的な課題と解決策など、その結果について広く普及を図ることを目的とした、林地未利用材集荷システム実証事業を実施しました。

実施概要

事業実施結果報告書

※ファイルサイズが大きいため、分割しています。

目次

1.業務の概要
2.調査計画検討
3.林地未利用材の集荷・搬出の実証
3.1.林地未利用材の集荷・搬出 の実証事業の協力先との調整
3.2.実証事業
3.3.実証地の主伐前の現地調査
3.4.実証地の主伐・集材・搬出・地拵え作業システム
1)道北地区(中頓別町)
2)道北地区(上川町)
3)道央地区(京極町)
3.5.現地実証におけるデータ集計・分析・評価
3.6.現地実証のまとめとこれまでの施業との比較分析・評価
3.7.林地未利用材の水分変化
4.関係者への意見聴取
5.事業実施成果のまとめ

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