要望の基本的考え方
近年頻発・激甚化する大規模自然災害から道民の生命と財産を守る国土強靱化や、今後一斉に更新期を迎える施設の老朽化への対応など、社会資本整備を取り巻く環境は極めて厳しい状況となっています。
また、北海道は、人口減少や高齢化の急速な進展に伴う 需要の減退や、地域や産業の担い手不足など、多くの困難な課題に直面しています。加えて、国際情勢の変化等により、エネルギーの安定的な確保や食料安全保障といった、北海道のみならず我が国が直面する課題への対応がますます重要になっています。
道としては、我が国及び北海道を取り巻く状況の変化を踏まえ、食料をはじめ様々な資源の安定供給など、国の課題解決に貢献するために、北海道の役割を果たしていくという考えのもと、道民の命と暮らしを守る北海道の強靱化や持続可能な社会・経済を支える交通・物流ネットワークの強化、食料安全保障の強化に寄与する農林水産業の生産基盤の整備、国の脱炭素化を先導する「ゼロカーボン北海道」の推進、国家プロジェクトといえる次世代半導体製造拠点のインフラ整備など、必要な予算の確保を要望します。
