北海道の新たな魅力

適応をチャンスに変える!北海道の新たな魅力

安全・安心な道産ジビエ エゾシカ肉
農林水産業
自然生態系
行政の取組
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 気候変動(暖冬)の影響により積雪が減少することで、エゾシカの分布が拡大すると言われています。
 生息域拡大に伴い、農林業被害や生物多様性への影響が広がることから、北海道では個体数の管理と捕獲個体の有効活用をエゾシカ対策の両輪として様々な取組を推進しています。
 捕獲したエゾシカは大切な命として、おいしくいただく。エゾシカ肉は高タンパク、低カロリー、鉄分豊富という優れた栄養特性を持っています。北海道ではエゾシカ肉の有効活用に向けて、有効活用のガイドラインの整備や、アスリートや高齢者向けのレシピ集の作成、エゾシカ肉の処理施設の認証など、様々な取組を行っています。
(自然環境課のページ)https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/est/katsuyou.html
(シカの日オフィシャルサイト)https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/est/shikanohi/index.html

北海道でチャレンジ! さつまいも栽培
農林水産業
研究機関の取組
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(※以下、農研機構 「ゆきこまち」開発研究成果資料より一部抜粋)
 現在、国内の主要な産地は九州の鹿児島県、宮崎県、関東の茨城県、千葉県で、この4県で約7割を占めています。サツマイモは寒さに弱い作物なので、福島県あたりが経済栽培の北限とされてきましたが、近年は温暖化にともなう夏季の気温の上昇傾向もあり、これまでは栽培には不向きとされていた冷涼な地域において、栽培を行う動きが出てきました。しかし、冷涼な地域で栽培した場合には、これまでは品質の良いサツマイモを安定的に生産するのは困難でした。
 そこで、農研機構では、従来の品種に比べて多収で、冷涼な地域でも栽培できる新品種「ゆきこまち」を開発しました。この品種を導入することで、北海道のような冷涼地においても新たな産地形成が可能となり、サツマイモの生産基盤の強化につながることが期待されます。
(農研機構 研究成果のページ)https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/carc/150187.html
(※関連 道総研発行 さつまいも栽培マニュアル)http://www.hro.or.jp/list/agricultural/research/dounan/publication/manual/sweetpotato_manual_2022.pdf

さぁ食べよう!北海道の新たな旬のおいしさ! Oh!!さかなフェア
農林水産業
行政の取組
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(※以下、oh!!さかなフェア特設サイトより)
 気候変動に伴う海の環境の変化からサケやサンマ、イカなどこれまで北海道でたくさん獲れていたお魚の水揚げが減少している一方で、これまであまり獲れていなかったお魚が獲れるようになってきています。近年水揚げが増加しているのはマイワシ、ブリ、ニシンの3種のお魚です。
 おさかなフェアでは、北海道内の多くの飲食店様に参加いただき、マイワシ、ブリ、ニシンの3種のお魚にスポットを当て、期間内、それぞれのお魚を使ったオリジナルメニューを皆様にご提供致します。ぜひ北海道の旬のお魚を味わってください。
(oh!!さかなフェア特設サイト)https://ohsakana.com/

世界の銘醸地とよく似た気候が、秘める力 北海道産ワインの魅力
農林水産業
産業・経済活動
行政の取組
研究機関の取組
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(※以下、Wines of HOKKAIDO JAPAN(北海道経済部パンフレット)より一部抜粋)
 ワインの銘醸地として知られるヨーロッパのシャンパーニュ地方やアルザス地方と同じ、ワイン産地の気候区分に属する北海道。北海道は、醸造用ブドウの栽培面積が日本一で、この豊かな大地から個性あふれるさまざまなワインが造られています。
 かつて北海道では、積雪・寒冷気候に適したドイツ系の醸造用ブドウが多く栽培されてきましたが、2000年代に入ると気候の変動もあり、生産者や研究機関などによる品種や栽培技術の開発が進められた結果、栽培が難しいとされていたピノ・ノワールやシャルドネなどフランス系のブドウ品種も収穫量が増え、それが現在のワインの多彩さに繋がっています。
(※関連:気候変動で北海道の産地でワイン用ブドウ「ピノ・ノワール」が栽培可能に(農研機構))https://www.naro.go.jp/project/results/4th_laboratory/harc/2017/harc17_s11.html
(※関連:醸造用ぶどう導入の手引き等(北海道農政部))https://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/nsk/kajyu/jouzouyoubudou.html
(※関連:ワイン産業の振興(北海道経済部))https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/sss/wineindustry.html

気候変動によるワイン用ぶどう栽培とワイナリーの変化 株式会社Occi Gabi
農林水産業
産業・経済活動
事業者の取組
occigabi サムネイル
(※以下、A-PLAT(国立環境研究所気候変動適応センター) インタビュー記事より一部抜粋)
Q.北海道のなかでも余市町にワイナリーを設けられた理由を、ワイン用ぶどう栽培に適した気候条件とともに、お聞かせいただけますでしょうか。
A.余市は明治維新以来、北海道民の摂取する果物を供給する唯一の基地として存在感を強めてきました。ワイン用ぶどうが育つ気象条件に合っているおかげで、この町にはいま40軒を越すワイン用ぶどう農家がいます。
 余市は、まず雨と雪が少ない。そして真北以外の三方が山に囲まれ、風が当たりにくいことが挙げられます。暖流である対馬海流の最後の熱が届くせいか、厳寒期の気温もあまり下りません。目の前のある石狩湾と、余市町中央を流れる余市川の大きな水面が、夏と冬の気候を和らげているのかもしれません。
 ワイン用ぶどうはもちろん、果樹栽培全般に適した土地であったことから、余市に来れば間違いないと思いました。
(A-PLAT インタビュー記事)https://adaptation-platform.nies.go.jp/articles/case_study/vol20_hokkaido.html

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