「日台パートナーシップ強化セミナー」を開催しました

「日台パートナーシップ強化セミナー」開催結果

 北海道は台日産業連携推進オフィス、公益財団法人日本台湾交流協会と共に、「日台パートナーシップ強化セミナー」を開催しました。台湾への海外展開を目指す道内企業様、台湾との産業間連携を目指す道内団体様をはじめとして、約150名(会場及びオンライン)の皆様にご参加をいただきました。
 

開催概要

●開催日時:令和4年7月15日(金)
      13:30~15:30 第一部 セミナー(報道公開)
      16:00~17:30 第二部 意見交換会(報道非公開)
●開催場所:TKP札幌ビジネスセンター赤レンガ前 5A会議室
      (オンラインとのハイブリッド形式)
●主催・共催:北海道、台日産業連携推進オフィス、公益財団法人日本台湾交流協会、
       札幌市、ジェトロ北海道
●後援:北海道議会日台親善議員会
●協力:駐日台北経済文化代表事務所札幌支所

開催内容

第一部 セミナー

○挨拶・開催趣旨説明
 北海道経済部経済企画局国際経済課
○講演
 ①『台湾における産業振興政策、企業動向 「近くて近い」台湾との連携のあり方』
  講師:㈱三菱総合研究所海外事業本部アジア事業グループ 
      グループリーダー・主席研究員 河村 憲子 氏
 ②道内企業及び台湾企業の進出事例、質疑応答
  事例A:『国内通販5億からアジアで売上40億円創出』~50社以上の実績から成功法則を大公開~
       ㈱スタートアジア海外部門 部長 ダミアン タン カー セン 氏
  事例B:『台湾への進出と貿易について』
       ㈱スリーサークル 代表取締役  三輪 貴寛 氏
  事例C:『デザインとアイデアを世界へ。ギアエイトが佳亜特設計股份有限公司をつくるまで』
       ㈱ギアエイト   代表取締役  水野 晶仁 氏
                 ディレクター  梅木 雄太 氏
 ③『北海道と台湾企業との産業間連携の可能性について』
  講師:台日産業連携推進オフィス(TJPO) 企業プロジェクト課長 陳 龍 氏

 講演では、三菱総合研究所の河村様から、台湾との産業連携のあり方について、データに基づいた台湾の事業環境に係る概況や産業政策、産業構造についてご説明いただいたほか、日本企業と台湾企業の連携による第三国展開や日本へのインバウンドも見据えた幅広い連携についてご解説いただきました。
 事例紹介では、北海道側と台湾側の相互から、連携の可能性のある分野に係る企業に発表いただきました。
 事例Aでは、㈱スタートアジア(本社:台湾)のダミアン部長から、台湾や東南アジアにおいて、マーテック(マーケティング・テクノロジー)分野における、PR方法、戦略的な他国展開など具体的な事業展開について、説明いただきました。
 事例Bでは、㈱スリーサークル(本社:北海道)の三輪代表取締役から、台湾での飲食店出店や日本物産展など、台湾での食分野の展開や台湾への輸出などについて、具体的な体験談を交えて説明いただきました。
 事例Cでは、㈱ギアエイト(本社:北海道)の梅木ディレクターから、自社が台湾に、デザインなどでブランディング業務を行う企業を設立し、事業展開していく際の具体的な取組や秘訣などについて、説明いただきました。
 台日産業連携推進オフィスの陳課長からは、TJPOの事業や日本企業との連携に積極的な台湾企業についてPR動画によるご紹介をいただきました。

会場の様子

河村講師

第二部 意見交換会

 第二部の意見交換会では、台湾の経済産業団体及び企業と北海道の経済産業団体及び企業をオンラインでつなぎ、北海道と台湾の企業連携の可能性について意見交換を行いました。
 台湾企業(6社)からは、それぞれ、①自社商品(技術)の強みや特徴、②北海道企業(連携先)に提案したいこと、③連携したい産業分野、連携先企業に期待したいことについて、意見をいただきました。
 また、北海道企業・産業団体からは、各企業・団体が取り組んでいる内容などの紹介とともに、今後の企業同士のマッチングに繋げていくため、それぞれ台湾企業と連携できる分野な内容・可能性などについて、意見をいただきました。
●司会進行  :北海道経済部国際経済担当局長 沖野 洋
●アドバイザー:㈱三菱総合研究所海外事業本部アジア事業グループ
        グループリーダー・主席研究員 河村 憲子 氏
●出 席 者 :北海道企業・経済産業団体(10団体)、台湾企業・経済産業団体(7団体)
●テ ー マ :マーケティングテクノロジー、スマート農業、観光Tec 等 

意見交換会会場

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